地域フォーラム「アート&デザイン2008大阪」 2008年度大阪支部 地域フォーラム「アート&デザイン2008大阪」の報告
2008年10月18日(土)国立国際美術館に於いて地域フォーラムが開催された。
フォーラムを大阪で開催することを承諾したのは、やっぱり心底に大阪の「いちびり」が働いたと思う。
大阪らしいフォーラムにしたい、それには「大阪の元気を発信すること・・・」そこでトコトン大阪にこだわり出演者は全員大阪生まれ、進行役は大阪育ちという人選。偶然が重なり人と人との縁が繋がり合い大阪支部全員スタッフの和気あいあいのチームワークで素晴らしいフォーラムが実現できた。
実行委員長開会宣言 甲田学長挨拶
宮島久雄氏の基調講演で映された戦前戦後の新聞広告には、どこか懐かしい大胆なラインの着物姿や阪急電車のシルエット右書きのタイトルが左書きに変わっていく広告界の歴史とアートの繋がり大阪モダ二ズムの発信は新鮮な感覚だった。
青木社長の高校時代の話からボーイング社認定獲得までの人と人との心の繋がりが、新しい未来の扉を開いて行った人生を語る講演は、始終涙と笑いの渦が会場を沸かせた。青木豊彦氏が情熱を傾けた民間人工衛星「まいど1号」が1月23日打ち上げられた。
「まいど1号」は世界中で発生する雷の電磁波を観測、将来の雷予報システム実用化に向け、基礎データを収集する。
オルファーカッターの創案者岡田三朗氏は、幼い頃からの思い出を辿りながら自然の恵みの有り難さを説かれ、カッターナイフ発案から商品に至るまでの苦労話、そしてとことんやり通す事の大切さを熱く語られ、ご自身の作画による微笑ましい絵を映しながら講演された。又おもちゃの世界から紙のコマの回転によって生まれる色彩アートが世界中に広がって行く楽しさを紹介された。
竹工芸家田辺竹雲斎氏は、竹工芸の歴史や「バンブーアート」として海外での大々的発表を美しい映像を使いながらとてもわかりやすく講演された。田辺家の連綿と繋がる四代にわたる創作の心が伝わってくる内容であった。
宮島久雄氏+青木豊彦氏+岡田三朗氏+田辺竹雲斎氏
コーディネーター 中島信也氏
CMディレクターの中島信也氏は、繊細かつ大胆に細部に渡る心配りをされながらのコーディネートで、4人それぞれ個性豊かな講演を品よくビシッとまとめられた。
地域フォーラム「アート&デザイン2008大阪」はほんまに”元気の発信源”となって来場者の方々を存分に楽しませ、熱くさせた事を報告いたします。
「元気をいっぱいもらいました、ありがとう!!」の声をたくさん頂戴しました。